高知県教育委員会の長岡幹泰(ながおか・もとやす)教育長は長浜小学校の児童が水泳の授業中に溺れて死亡した事故について、「捜査や検証をふまえ、新たな対策が必要となった場合には、国への要望も検討していく」と述べました。

(長岡幹泰 教育長)
「お亡くなりになった児童のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご家族・ご遺族の方々に心からのお悔やみを申し上げます。子どもにとって安心安全な場所であるべき学校の授業中に、児童がなくなったという事実は、大変重く深刻なものであると考えています」

長岡幹泰教育長は毎月行われている記者との懇談会で、長浜小学校の児童が水泳で溺れて死亡した事故にふれました。県教委は事故後、「必要な安全対策が十分にとられていなかったと言わざるを得ない」として、県内の各教育委員会にプール全体を見渡せる監視者の配置や泳ぎの苦手な子どもへの安全確認などを徹底するよう通知しています。

長岡教育長は今後の警察の捜査や第三者委員会による検証を待ったうえで、新たな対策が必要となった場合には、国への要望も含めて検討していくと述べました。