青い作業服を着用し、電気屋のような風貌で活動するアートユニット「明和電機」をご存知でしょうか。ちょっとばかばかしくて、よくわからないけど、面白い。凝り固まった常識をリセットしてくれるような明和電機の世界をお伝えします。

オタマジャクシ型電子楽器「オタマトーン」に、寿司型電子楽器「SUSHI BEAT」。

心くすぐるおかしな発明アート、220点あまりが大集合した展覧会が、県立博物館・美術館で開かれています。

▽男性客 「ナンセンスなところはすごくあるんですけど、不思議な説得力というか、それに納得しかけている自分に笑っちゃうっていう、私はそんな感じでした」

よくわからないけど、面白い。そんな作品を生み出しているのが、明和電機です。1993年に結成された芸術ユニットで、日本の中小電機メーカーに「擬態」して、展覧会やライブ活動をおこなっています。

▽明和電機 土佐信道社長
「最初に注意点です。明和電機は電気屋ではございません。電気屋風アーティストです。ナンセンスマシン、いわゆる役に立たない機械をひたすら作り続けております」