アメリカ共和党の全国大会は2日目を迎えました。トランプ前大統領は、予備選で争ったかつてのライバルの演説を見守り、党の団結をアピールしました。
記者
「銃撃事件から3日。トランプ前大統領が2日連続で共和党大会の会場に姿を見せました」
またもサプライズ登場で会場を沸かせたトランプ氏。続いて登場したのは、この人でした。
ヘイリー元国連大使
「トランプ氏から『団結』の名の下に演説を依頼されました」
共和党の予備選挙を戦ったヘイリー元国連大使。かつてはトランプ氏をこきおろしていました。
ヘイリー元国連大使(2月)
「彼(トランプ氏)はいつも自分のことばかり。過去の自分の亡霊に取りつかれて、国民の未来は考えていないのです」
と、共和党内の「反トランプ」層の象徴でしたが…
ヘイリー元国連大使
「私はドナルド・トランプを強く支持します」
ヘイリー氏は「我々は国を救わなくてはならず、共和党の団結が不可欠だ」と強調。トランプ氏は時折、笑顔を見せながら演説を見守りました。
共和党支持者
「きのうもきょうも78歳ではなく、49歳に見えました」
「アメリカのリーダーとして、大統領として、多くの希望を与えてくれました」
一方、銃撃事件以降、初めて選挙活動を行ったバイデン大統領。「対立の温度を下げなければならないが、真実を語ることをやめるべきではない」と前置きしたうえで、トランプ氏を批判しました。
アメリカ バイデン大統領
「なぜ、トランプ政権が黒人にとって地獄だったか、真実を話します。彼はオバマケアを廃止し、何百万人もの黒人を健康保険から追い出そうとした」
事件を受けて、トランプ氏への批判がしにくくなった民主党。それをしり目に、共和党は大統領選への勢いを掴んでいます。
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