用水路への転落事故があとをたたない中、富山県は20日から始まった「秋の農業用水路転落事故防止強化期間」にあわせて啓発活動を行いました。

20日は富山県や地元の土地改良区の職員が、JAの直売所で農業用水路への転落防止を呼びかるチラシを配り事故の防止を呼びかけました。

県によりますと、ことし4月からの2か月間で、農業用水路で亡くなった人は4人、昨年度は22人が命を落としています。

高岡土地改良区・山下勝良係長:
「昼と夜でも水路の見え方は違いますので、自分は事故を起こさないから大丈夫だという認識を改めていただきまして、余裕を持った行動をお願いしたいと思います」

強化月間は9月20日までで、県はこれから稲刈り前の草刈りなどで用水路に近づく機会が多くなるとして、慣れた道でも水路沿いは安全確認するよう呼びかけています。