26日に開幕する世界バレー(スロベニア、ポーランド)に向け、イタリアで合宿中のバレーボール日本代表(世界ランク9位)がアメリカ(同5位)と日本時間20日、親善試合を行った。4セットマッチで2-2の引き分けとし、宮浦健人(23)が両チーム最多の17得点をあげ、髙橋藍(20)が14得点と続いた。主将の石川祐希(26)と西田有志(22)の出場はなかった。

世界バレー前、日本はアメリカ、イタリア(同6位)と最後の実戦となる2試合の親善試合が組まれており、この日はアメリカと対戦。日本のスターティングメンバーは髙橋、山内晶大(28)、宮浦、大塚達宣(22)、小野寺太志(26)、関田誠大(28)、リベロ山本智大(27)で挑んだ。第1セット25-21、第2セット22-25、第3セット24-26、第4セット25-18、セットカウント2-2の引き分け。髙橋が日本の武器であるサービスエースを2本決めた。


ベンチの石川主将

最多17得点の宮浦は「数少ない出場機会の中で試合に出させてもらって、ベストなパフォーマンスができたと思います。結果としては引き分けとなったんですけど、いい部分も課題となる部分も見つかったので自分個人としては良かったですし、チームとしても課題がいっぱい出たと思うのでそこをつめて世界選手権に向けて、また明日のイタリア戦を含めて頑張って行きたいと思います」と振り返った。


髙橋は「アメリカという格上のチームというか強いチームなのでサーブで崩される場面はあったんですけど1セット目、こっちがサーブで押せてリードできたのでいい展開でいいバレーボールのリズムでできたかなと思います」と話し、世界バレーに向け「親善試合からしっかりリズムを作っていい部分も悪い部分も出しながら一戦一戦、自分たちが強くなれるように、そして決勝トーナメントにつなげられるように親善試合からそこを意識してやっていきたい」と意気込んだ。


インタビューに応える髙橋選手

【世界バレー1次ラウンドB組 日本戦日程】※日本時間
26日(金)vsカタール よる9時〜
28日(日)vsブラジル よる9時〜
30日(火)vsキューバ よる9時〜

24チームが4チームずつ6つの組に分かれ総当たりで戦い、上位2チームと3位となったチームのうち成績上位の4チーム、計16チームが決勝トーナメントへ進出。
ベスト16、準々決勝、準決勝を経て9月11日に決勝が行われ、世界一が決まる。