鳥取県鳥取市にある鳥取城跡(国史跡)の石垣の間の法面の一部が崩れているのが、15日、見つかりました。
14日から15日にかけての大雨の影響とみられます。

崩れていたのは県立鳥取西高校の校舎の裏手に当たる鳥取城跡の法面です。
石垣の間で草木が生えている幅5メートルほどの法面の土砂が10メートルほど崩れ落ち、石垣を越えて高校の敷地の中に土砂や倒れた樹木が流出しました。

高校の職員が15日の朝、崩落をみつけ、鳥取市教育委員会に連絡しました。

崩落は、14日から15日にかけて降った大雨の影響とみられます。
今回崩れ落ちたところの右側のシートで覆われた部分は、以前に土砂の崩落があって養生されていたということです。

教育委員会は現場を立ち入り禁止にするとともに、崩落の様子を確認し、これ以上の被害拡大はないとみて、後日、応急処置をすることにしています。

また16日午後には、鳥取県の平井伸治知事が現地を視察しました。

鳥取県 平井伸治 知事
「市の方の文化財関係の見地もありますので、いろいろ精力的に話し合いをさせていただき、県としてもバックアップをして安心を高めていきたい」