アメリカ・トランプ前大統領の暗殺未遂事件で、容疑者の男が事件前日に地元の射撃場を訪れたことが新たに分かり、犯行に向けて準備を重ねていたとみられています。
記者
「クルックス容疑者は射撃クラブに所属していたということです」
CNNによりますと、13日にペンシルベニア州のトランプ氏の演説会場で起きた銃撃事件の前日、クルックス容疑者は地元のライフル射撃場を訪れていました。
事件当日の朝には、量販店でおよそ1.5メートルの高さのはしごを購入。そして、事件の数時間前に弾薬50発を地元の銃販売店で購入し、車で演説会場に向かったということです。
男は会場近くの建物の屋上で、駆け付けた警察官にライフルを向け、警察官がはしごを降りた隙にトランプ氏に発砲。直後にシークレットサービスの狙撃手によって射殺されましたが、地元警察の特殊部隊も発砲していたことも新たに分かりました。
また、事件を捜査しているFBI=アメリカ連邦捜査局は、男の自宅と車の捜索を終了したと発表。
男の携帯電話を押収し、データなどの解析を続けていますが、犯行に至った動機は未だ明らかになっていません。
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