政治資金規正法違反の疑いがあるとして刑事告発された平井卓也衆議院議員と、平井議員が代表を務める政治団体の会計責任者を、高松地検が去年、不起訴処分としたことについて、高松検察審査会は「不当」と議決しました。

この問題は、平井議員が代表を務める自民党香川県第一選挙区支部が2020年に高松市内で開いた政治資金パーティーについて、参加できなかった人の購入分を「寄付」として収支報告書に記載しなかったなどとして、高松地検に告発されていたものです。

地検は去年10月に不起訴処分としていましたが、告発した男性が検察審査会に申立てを行っていました。高松検察審査会は、「平井議員にパーティーに関する認識や疑われている事実について聴取をしない理由はない」として、「検察官に再捜査、追加捜査の上、処分の再考を求める」としています。