外国為替市場で、日本時間の11日夜、短時間で「円高」が進み、円相場は一時1ドル157円台をつけました。為替介入が行われたとの見方も出ています。

外国為替市場では11日夜、円相場が一時1ドル=157円台半ばまで急速に円高が進みました。

11日に発表されたアメリカの消費者物価指数が市場の予想を下回ったことをきっかけに、日米の金利差の縮小が意識され、円を買う動きが強まりました。

短時間で4円以上、「円高」に振れたため、市場では政府・日銀が為替介入を行ったのではないかとの見方も出ています。

財務省 神田眞人 財務官
「為替介入の有無については、私から申し上げることはありません」

財務省の神田財務官は介入したかどうかはコメントしませんでしたが、「急速な円安が国民経済に影響を与えるのは非常に良くない」などと話し、投機的な動きをけん制しました。