17日名古屋・栄の大津通で突然、倒れた街路樹のケヤキ。名古屋市は18日、市内の街路樹の緊急点検を行いました。


名古屋市内で始まった、街路樹の緊急点検。市の職員が木槌のような道具で叩いていきます。

音の高さで木の密度を判断。木の中が腐ったり、空洞になったりして倒れる恐れがないか調べます。

17日に倒れたケヤキは、高さおよそ17メートル。信号待ちの車を直撃しました。けが人はいませんでしたが、名古屋市は、街路樹となっているケヤキの木、およそ3600本を、19日までに緊急点検することにしたのです。


(名古屋市 中土木事務所 箕浦誠夫さん)
「街並みにとって街路樹は意味のあるもの。17日のようなことが起こらないように、引き続き日頃の維持管理に努めていきたい」



(記者)
「17日街路樹が倒れた時間とほぼ同時刻の午後0時半ごろです。辺りを見てみますと歩行者の数はまばらですが、交通量は多いように感じます」

(歩行者)
「よく歩く場所だったのでニュースを見てびっくりした。怖いなと」
「怖いですよね。木は何百キロのものもある。(街路樹は)太いから倒れるイメージは全くない」

人通りの多い大津通で起きた、まさかの出来事…。街路樹を管理する名古屋市の、河村たかし市長は…

(名古屋・河村たかし市長)
「びっくりこいたわな。危ない。人に当たらなくてよかった。補償しないといけないと思う」

今回の倒木では乗用車2台が壊れていて、河村市長は被害者に対し、全面的に補償したいと話しました。