水道水と変わらないくらいの透明な水

石が入ったところに水をためると、石の間に住みつく微生物が汚れを食べて分解するので水道水と変わらないくらいの透明な水になります。


松尾憲親社長「今回は2槽作る予定で、1槽はこの屋根に降った水を入れていくと。もう1槽はこの花壇のところの地下水を入れていくということで、屋根からの水と地上からの水、分けて貯水する予定です」

地上も使える 例えば駐車場にも

表面は埋め戻すので、地下のタンクは見えません。

松尾憲親社長「全く見えない、例えば上は駐車場とかいろんなものに使えますので、ふだんと何ら変わりなくご利用できるという、そういうものになっています」

「低コストで施工が簡単」

この雨水タンク「ためとっと」は、2013年、国連ハビタットに採用され、すでにアジア、アフリカの開発途上国に設置されています。

国連ハビタット福岡本部(アジア太平洋地域担当)本部長補佐官 星野幸代さん「低コストであること、そして施工が簡単であること、特に高度な土木のスキルを持っていなくても現地の村の人たちや街の人たちと一緒に作れること。そしてなにより大量の雨水を一度にためられることなどから採用しました」