猛暑はサクランボにも影響…ふるさと納税の返礼品も発送不可に

良原キャスター:
この猛暑は、サクランボにも影響を及ぼしているといいます。まさに今が旬ですが、青森県南部町の観光農園では、6月上旬の低温や多湿でサクランボが割れてしまっているということです(裂果)。また、高温状態が続いて生育が非常に早まってしまっていることもあり、サクランボ狩りが8日間短縮となりました。

さらに山形県では、ふるさと納税の返礼品も約33万6000件のうち約8万3600件がサクランボの発送不可となったり、あるいは、代替品・来季の発送を提案したりといった対応をしているそうです(7月8日時点)。

日本郵便も、猛暑がサクランボの生育に影響しており、注文者への発送キャンセルが起こっているということでした。

ホランキャスター:
その年その年の暑さに合わせて対応しなくてはならないということもありますし、そもそも、育てるものを変える生産者さんもいらっしゃるみたいですね。

オンライン直売所「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
ただ、たとえば山形などの産地はなかなか変えづらかったり、サクランボなどの果樹だとそんなにすぐに変えられたりするものでもないので、その難しさもあります。私たちでも結構キャンセルが出てしまい、特に山形などは、人によっては数千万ほどの被害が出てしまうぐらいです。

やはり、もともと桜の開花がすごく遅かったじゃないですか。花が咲くのは遅かったのにこれだけ暑くなってしまい、一気に生育が早まって熟しすぎてしまうというのが、今全国的に起きているという感じです。

井上貴博キャスター:
天気が極端になっていて生産者の皆さんも大変だと思いますが、2024年は梅雨が少し短いとなると、雨量としてはどうなのでしょうか。ある程度は保たれたのでしょうか。

國本未華 気象予報士:
梅雨の期間としては、局地的に結構バラバラではあります。今のところ、関東に関しては水の量は足りている状況です。

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<プロフィール>
秋元里奈さん
オンライン直売所「食べチョク」代表 33歳
神奈川の農家に生まれる