Jリーグ入りを目指すサッカーチーム高知ユナイテッドSCがJリーグ入りの条件のひとつ、平均入場者数2000人到達に向けた会議を開きました。

高知ユナイテッドSCはJ1リーグから数えて4番目のカテゴリーにあたるJFLに所属していて、JFLからJ3リーグへの参入を目標にしています。J3リーグ入りの条件はJFLでの最終順位が2位以内。ホームゲームの観客動員数が2000人に到達し、年間の入場料収入が1000万円を超えていることなどが条件です。

高知ユナイテッドSCは現在、JFLで単独首位をキープしていますが、ホームゲームの平均入場者数は1103人と、条件を満たしていません。9日に行われた会議には県のスポーツ課や観光コンベンション協会、地元メディアが参加しました。試合会場である春野総合運動公園に足を運んでもらうためにはどうするかが大きな課題で、シャトルバスや車を乗り合わせて訪れた観客は特典がもらえるようにすればどうかといった意見が出ていました。

高知ユナイテッドSCの山本志穂美(やまもとしほみ)社長はこれまでも試合会場で集客について観客に呼びかけてきました。

(山本志穂美 社長)
「きょう『駐車場がいっぱいだった』という苦情をいただきました。大変申し訳ございませんでした。ただ、バスも運行しているのでバスも使ってみてください。2000人、3000人、5000人と観客を増やしていきたいんです!そのためにはバスの運行が必要なんです。バスを利用していただけたらすごくすごく助かるんです」

今シーズンのホームゲームは残り6試合で合わせて2万70人を動員する必要があります。次回のホームゲームは8月31日(土)午後6時キックオフ。花火も打ち上げられる予定で、当日は1万人の観客動員を目標にしています。

(山本志穂美 社長)
「選手たちはこんな暑い中でも毎日一生懸命練習を重ねて、泣き言一つ言わず努力しています。あのがんばりに報いるためにも、私たちは何がなんでも3万人集めて、絶対今年J3に上がりたい!」