県内を拠点に活動していたヤミ金融グループの拠点を統括していた男らの初公判が9日、那覇地裁で開かれ、男らは起訴内容を認めました。
裁判は今年2月に摘発されたヤミ金融グループの拠点を統括していた平良大輝被告(27)ら9人が、法定金利の3倍以上の違法な金利で貸し付けを行ったとして出資法違反などの罪に問われているものです。
9日は、罪に問われている9人のうち平良被告ら4人の初公判が開かれ、4人は起訴内容を認めました。
検察側は平良被告らが摘発を免れるために拠点を点々としながら、債務者をグループに引き込み、犯行を手伝わせていたと指摘しました。

また、債務者の親族や会社に繰り返し電話をするなどの執拗な取り立てが横行し、自殺に追い込んだケースもあったことが明らかになりました。
次回の裁判は8月8日に開かれる予定です。
このヤミ金融グループの事件をめぐっては、指示役とみられている36歳の男2人が海外に潜伏中とみられ、外務省が6月にパスポートの効力を取り消しています。
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