連日危険な暑さが続き、熱中症の疑いで搬送される人も相次いでいます。その熱中症、症状によっては、後遺症が残るケースもあります。
どのような症状なのか、専門医に話しを聞きました。
連日の危険な暑さ

福岡県内では、9日も朝から気温が上昇し、太宰府市で今年最高となる36・8℃、福岡市で36・0℃、北九州市で35・4℃など各地で猛暑日となりました。
熱中症警戒アラートも9日まで4日連続で発表され、危険な暑さが続いています。
熱中症で後遺症のおそれも

のげ内科・脳神経内科クリニック渡邊耕介院長「(熱中症疑い患者の)8%の人がIII度・最重症の熱中症を起こすと言われています。そのうちの死亡者が全体の0・2%で500人程度。死亡に至らなかった人で後遺症が残ってしまうのは7%程度と言われています」

熱中症の症状は3つの段階に分類されます。
I度:めまいやたちくらみなど現場で応急処置が対応できる段階
II度:頭痛や嘔吐、下痢などの中等症に分類される段階
III度:意識障害などを起こし、最悪の場合、死亡するケースもある段階
III度になると、死を免れたとしても後遺症が残る場合があるということです。