“食べられない自分”を否定しないでほしい…

食の価値観は多様で、それぞれが違いを理解し、受け入れ合うことが必要です。

今、給食のことや、食べられないことで悩んでいる人に対し、自分を否定しないでほしいと山口さんは話します。

『きゅうけん|月刊給食指導研修資料』​編集長 山口健太さん:「時に『食べないとダメだよ』みたいなことを言われることも、もしかしたらあるかもしれないんですけど、自分のなかにも『おいしく食べたい』とか、『いっぱいの量を食べられるんだったら食べたい』という気持ちはあったりするんですよね。でも、おいしいと感じないとか、いっぱいの量を食べられないという自分の性質とか、そういうものがあるわけなんで、食べられない自分自身をダメだっていうふうに思って欲しくないですね」

『きゅうけん|月刊給食指導研修資料』​編集長 山口健太さん

大人が「好き嫌いせず残さず食べてほしい」と思う気持ちは自然なことですが、焦らずに時間をかけて向き合うことが大切ではないでしょうか。

子どもたちの気持ちに寄り添い、適切な声がけと対処で、給食はきっと楽しい時間になります。