調査した約6割が“節電方法”を誤解
この調査を行った空調機器メーカーのダイキン工業によりますと、調査したおよそ6割の人が間違った節電方法である「風量は弱で使う」を選んだということです。
ダイキンHVACソリューション北陸・柳瀬優加さん
「“弱”で運転しますと、部屋の中にある熱を外に運ぶのに時間がかかってしまいますので、その分エアコンの圧縮機に余計な負荷がかかってしまいます」

エアコンは、熱交換器を使い空気中の熱を下げたり上げたりしています。熱交換器と繋がる圧縮機は室外機に入っていて、最も電力を使う圧縮機の負担を減らすのが節電のポイントです。

ダイキンHVACソリューション北陸・柳瀬優加さん
「室内機のファンに使う電力は圧縮機に使う電力よりはるかに低いので、設定風量は“自動”にして運転することをお勧めします」
最も効率が良い、つまり節電になるのは風量を自動にすること。さらに「自動運転」モードにすると、最も効率が良い運転を機械が切り替えてくれるのでおすすめだということです。
ダイキンHVACソリューション北陸・柳瀬優加さん
「快適に過ごして頂けるのは自動運転。暑くなって設定温度を下げますと、圧縮機に負荷がかかってしまいます。なので設定温度を下げるのではなく風量を上げて体感温度を下げてあげる」

さらに、30分程度の外出であればエアコンをつけっぱなしにしておく方が節電になるとして、柳瀬さんは「エアコンをこまめにON、OFFしますと、エアコンの立ち上がりに電力が使われますので、30分程度の外出でしたら、つけっぱなしにした方が節電に繋がる」と説明します。