5日、宮崎県内は4日連続の猛暑日となりました。
この危険な暑さが続く中、注意したいのが熱中症です。県内でも連日、熱中症疑いの人が搬送されていますが、特に高齢者は注意が必要です。
県内は5日も高気圧に覆われ、強い日差しのもと、気温が上昇。
県内各地の最高気温は、美郷町神門で36.0℃、日向市と西都市、それに、宮崎空港が35.7℃、そして、宮崎市が35.6℃など県内17の観測地点すべてで30℃を超え、7地点で猛暑日となりました。
気象庁と環境省は、4日連続で県内に熱中症警戒アラートを発表。
なるべく涼しい環境で過ごし、こまめな水分や塩分の補給を心がけるよう呼びかけています。
この危険な暑さが続く中、注意したいのが熱中症です。
宮崎市、国富町、それに、綾町を管轄する宮崎市消防局管内では、4日までの4日間に熱中症の疑いで27人を搬送。
このうち、65歳以上の高齢者は13人と、半数を占めました。
(宮崎市消防局警防課救急救助企画室 荒武康彦さん)
「高齢者の方は、体内の水分量が低いために熱中症になりやすいと言われています。それと、汗をかきにくいだとか、暑さを感じにくいというところも原因になると言われています」
熱中症は、高温多湿な環境に長時間いることで体温の調整がうまくいかず、めまいやだるさなどさまざまな症状を引き起こすもの。
屋外だけでなく、室内で何もしていないときでも発症するおそれがあります。
(宮崎市消防局警防課救急救助企画室 荒武康彦さん)
「住宅で救急車を呼ぶケースが多いです。なので、日常生活の中で、熱中症になられてる方が多いと出ています」
熱中症の疑いで搬送された高齢者の中には、エアコンをつけずに過ごしていた人もいたということです。
(宮崎市消防局警防課救急救助企画室 荒武康彦さん)
「まず一つ目が、暑さを避けること。高齢の方になると、エアコンをつけることを嫌がったりする方もいるので、夏場は、適切に使っていただきたいと思います。二つ目にこまめな水分補給です。喉が乾く前に、喉が渇いてなくても、こまめに水分補給をするようにお願いします」
宮崎市消防局では、今月1日に公式インスタグラムを開設し、熱中症対策に関する情報も随時発信していくということです。
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