水の事故が増える夏休みを前に、山口県萩市の児童が5日、服を着たまま水の中に落ちた時の対処法を学びました。
萩市の白水小学校の5、6年生合わせて25人が服を着たままプールに入りました。服を着たままだと、濡れた服が体にまとわりついて動きを妨げ、水着の時のように動くのは困難です。子どもたちは、プールを歩いたり泳いだりしてその大変さを体感しました。
児童
「水着よりめちゃくちゃ重くて泳ぎにくかったです」
指導役は、ボランティアで水遊びでの安全を教えている「山口ラッコ隊萩支部」のメンバーです。ポイントは「浮いて待つこと」。溺れかけたら、自分の体を浮かせることです。リラックスして手を広げた姿勢で口と鼻を水面の上に出すと体を浮かせることができます。あごを引かずに空を見上げるようにすることも大事です。
体験した児童
「最初は鼻に水が入っていやだったけどだんだん練習して教えてもらったら出来るようになったからうれしいです」
身近にあるペットボトルをうまく使えば体が浮きやすくなることも体験していました。
体験した児童
「川に行くときはペットボトル持って行ったほうがいいと思います」
別の児童
「浮くための訓練があったらやると思います」
山口ラッコ隊萩支部では、今後も市内の小中学校で教室を開くということです。