先週末からの不安定な天気で農業にも被害が及んでいます。小矢部市では野菜農家が8月13日の午後に降った突然の大雨でピンチです。

記者:
「こちらのキャベツ畑では13日に降った大雨の影響で、植えたばかりのキャベツの苗が水に浸かる被害にあったということです」

キャベツ農家 山田 多八郎さん:
「一面水没したんですけど、水がなかなかひかなくて、結局これからどうなるかが一番心配」

例年、キャベツは生育のため8月初旬に苗を植えなければなりませんが、ことしは猛暑続きでこの作業が大幅に遅れていました。

ようやく天候が落ち着いた先週に苗を植えましたが、そこに追い討ちをかけるように13日の大雨が…。

用水路の水位が上がり、畑の排水がうまく機能せずに逆流。

キャベツ農家 山田 多八郎さん:
「この辺。この辺まで(水が)来てました。結局詰まるので排水が流れていかない」

植え変えたばかりの苗には水が必要とはいえ、水没してしまっては根腐れや害虫・病気の心配が高まります。

山田さんは畑一面あたり12トンの収穫を見込んでいましたが、今回の雨で9トンほどに減り、採算が取れなくなる可能性があります。

キャベツ農家 山田 多八郎さん:
「根が張って病気が出てこなければなんとかなるのかな。後はもう神頼みしかないのかな」