東京オリンピックをめぐる汚職事件で起訴された角川歴彦被告が、否認するほど勾留が長引くいわゆる「人質司法」によって精神的な苦痛を受けたとして、損害賠償を求める訴えを起こしました。
きょう、東京地裁に訴えを起こしたのは、出版大手「KADOKAWA」元会長の角川歴彦被告(80)。
東京オリンピック・パラリンピックをめぐる汚職事件で贈賄の罪で起訴され、現在、保釈中ですが、否認するほど勾留が長引くいわゆる「人質司法」によって精神的な苦痛を受けたとして、国に2億2000万円の損害賠償を求めています。
角川被告はJNNの取材に対し、「人質司法」の実態についてこう訴えました。
「KADOKAWA」元会長 角川歴彦 被告
「人質司法というのは非人間的。とても非人間的なやり方だと思います」
一貫して無罪を主張し、226日間にわたって勾留された角川被告。弁護士との接見中に失神するなど、急激に体調が悪化したといいます。
「KADOKAWA」元会長 角川歴彦 被告
「僕が倒れた時、口から泡を飛ばした。冷や汗を全身に流した。すれ違った医務官、医者は見て見ぬふりをする」
心臓の持病で手術を控え、保釈請求を繰り返したにもかかわらず、「証拠隠滅のおそれがある」などとして退けられました。
「KADOKAWA」元会長 角川歴彦 被告
「(医師が)『角川さんがここから出る時には、死んで出るしかないんですよ』と。ここにいたら死ぬんだと」
その後も勾留は続き、逮捕から7か月経った去年4月、保釈されました。
一方、贈賄の罪で起訴された刑事裁判については潔白を主張しています。
「KADOKAWA」元会長 角川歴彦 被告
「(Q.『これは賄賂だ、賄賂を払うんだ』という認識はない?)僕が言いたいのは無罪だということだけです」
きょうの提訴後、記者会見した角川被告。
「KADOKAWA」元会長 角川歴彦 被告
「なぜ私に国家権力が振り下ろされたのか。私は人権訴訟に踏み切った」
代理人弁護士によると、「人質司法」の違法性を問う国家賠償訴訟は初めてだということです。
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