手応えをつかんだ自主トレ…。しかし、開幕は2軍スタート。さらに調子を落としたため、新井良太 コーチらの助言でバットを短く持つフォームに変更しました。

持丸泰輝 選手
「短く持っただけで自分の中でコンパクトなスイングができるという意識にもつながったので、一番、そこが大きく変わったかなというのはありますけど」

4月に入ると、8試合連続安打を放つなど打率が向上。4月28日にタイムリースリーベースを放ち、3割の大台に乗せます。

その後、また6試合ヒットが出ず、調子落ちを経験しますが…

持丸泰輝 選手
「悪い時こそ、やっぱり、みんな考えがちなんですけど、悪いときにちょっといい意味で適当にやってみるとか、今までの自分を捨て切れて、新しい自分に割り切って今、挑めているなという感覚があります」

修正力を身につけて5月下旬から復活。2度の猛打賞を含む5試合連続マルチヒットを記録すると、短く持ったバットからついに快音が…。今シーズンの1号ホームランを放ちます。

持丸泰輝 選手
「自分の中でもない感覚だったし、すごく野球の楽しさっていうのをあらためてそこでなんか実感したので。本当、1軍に上がることしか考えていないので、今。課題はやっぱり守備だと思うので。いくら打っても守備がダメだったら1軍に呼ばれないし、入るすきもないと思うので、配球だったり、ワンバン(ワンバウンド)を止めるだったり、守りから入れるというところは大事にしていきたい。松さんも見てくれていると思うのでね。なんとか自主トレ、一緒にやらせてもらって、いろんなことを教えていただいたので、結果で恩返しできるようにがんばりたいと思います」

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小宅世人 アナウンサー
竜平会の成果が出ている高卒5年目の持丸選手ですが、世代でいいますと去年のドラフト1位・常廣羽也斗 投手と同じ世代、大卒1年目と同じなんです。その常廣投手と1軍の舞台でバッテリーを組む姿も見たいです。