今年3月、自身2度目となるISS=国際宇宙ステーションへの滞在を終えて帰還した古川聡宇宙飛行士がJNNの単独インタビューに応じ、アルテミス計画や日本の宇宙開発などについて思いを語りました。
およそ半年間のISS滞在を終え、今年3月、地球へと帰還した古川聡宇宙飛行士(60)。
滞在中は、新薬の開発促進につながる高品質のタンパク質結晶の生成や、将来の有人月探査に向けた水再生システムの実証などに取り組みました。
古川聡 宇宙飛行士
「星出飛行士、若田飛行士、私と、バトンが繋がってきているもので、最後のデータを取って、サンプルを地上に戻して解析をしているところです。こういったデータの蓄積が月の周回軌道で宇宙ステーション、ゲートウェイや月面での生命維持装置の開発、日本としての国際貢献に繋がっていくと思います」
古川さん自身が宇宙に興味をもったきっかけは5歳の頃、人類初となるアポロ11号の月面着陸をテレビで見たことだといいます。
「アルテミス計画」では、2028年以降に日本人の宇宙飛行士2人が月面に着陸する予定です。
古川聡 宇宙飛行士
「とってもわくわくしています。『アルテミス計画』で人類が再び月を歩く、その中に日本人がいるっていうことで、次の世代の方々が宇宙や科学技術に興味を持ってくれたら嬉しいなと思います」
月面へは「行ってみたい」としつつも、支援する立場として関わっていきたいと話しました。
古川聡 宇宙飛行士
「私の強みは医師ですので、月まで片道3日はかかるところで、万が一の状況に備えて仲間に安心してもらえることは強みだと思うんですけど、医師という観点では同僚の金井飛行士や、今、訓練中の米田候補者も同じだと思います。正直、私がマネージャーならば、条件が一緒ならば、若い方を選ぶと思いますので、私としては仲間、月を目指す仲間を支援したいなと思ってます」
宇宙飛行士として20年以上のキャリアを歩んできた古川さんは今年、60歳の還暦を迎えます。
古川聡 宇宙飛行士
「せっかく貴重な経験させていただいたので、それを生かして皆様のお役に立てればいいなと思っていて、いろいろ考えているんですけど、まだ決まっていません。新しいことに興味を持ち続けて、気持ちを若くして、自分としては、気持ちとしては30代でいたいなと思います」
自身のこれからについて、このように語った古川さん。
今後、初めて宇宙へ向かうことになる米田・諏訪両宇宙飛行士候補に向けては、自身の経験を伝えていきたいと話しました。
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