鳥取県湯梨浜町の小学校で行われているツバメの見守り活動が評価され、18日、日本野鳥の会から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは、湯梨浜町にある東郷小学校です。
贈呈式では、日本野鳥の会鳥取県支部から、児童の代表へ、感謝状や野鳥に関する本などが贈られました。
渡り鳥のツバメは、春に日本にやって来て巣作りと子育てをしますが、エサがとれる農地や巣作りできる建物が減ってきています。
こうした中、日本野鳥の会は、ツバメを守る取り組みをしている団体などへ感謝状を贈っていて、2024年度は、全国18都府県24団体が対象となる予定です。
東郷小学校では、校舎や体育館などいたるところに、コシアカツバメが巣を作っていて、その数30以上。
児童による様々な見守り活動が、評価されました。
安松裕一記者「あちらに見える巣の下には、ふんに気をつけるようにという手作り看板が設置されています。」
他にも、ツバメがやって来たことを知らせるポスターや巣の場所を示した校内マップなどを作成。
ふんの掃除も、児童が率先して行っているということです。
児童「(ツバメを)守ったり、巣を落とさないようにしてます。」「普段も見守っていきたいと思いました。」
日本野鳥の会鳥取県支部 吉田良平支部長「子どもたちが野生の動物に対して温かい目で見て欲しいと思いますし、今後の自分たちの将来について環境保全につなげて考えてもらうとうれしい」
学校では、こうした活動を今後も続けていくとしています。
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