タイの検察は、タクシン元首相が過去のインタビュー取材で王室を中傷する発言をしたとして不敬罪で起訴しました。
2001年からおよそ5年間、タイの首相を務めたタクシン氏は、18日に裁判所へ出頭。王室への侮辱を罰する不敬罪などで起訴されました。
現地メディアによりますと、タクシン氏は過去に韓国メディアのインタビュー取材を受けた際、妹のインラック政権が倒れた2014年の軍事クーデターをめぐって「王室関係者がクーデターを支持した」などと発言したことが中傷と判断されたということです。
タクシン氏は日本円でおよそ200万円を支払い、裁判所から保釈が認められました。
2006年の軍事クーデターで失脚したタクシン氏はその後、国外に逃亡していましたが、去年およそ15年ぶりに帰国し、政権与党の実質的な指導者として政界への影響力を強めています。
タイメディアは今回の起訴について、かつて対立関係にあった保守派がタクシン氏をけん制するための動きだとする見方を伝えています。
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