検察側の求刑は「死刑」でした。大分県宇佐市安心院町でおきた強盗殺人事件、17日の論告求刑公判について、加賀其記者の解説です。
加賀其記者
この裁判、最大の争点は「被告が犯人かどうか」です。検察側は借金の返済に困った末の犯行と指摘。一方、弁護側は「事件に巻き込まれた」として無罪を主張してきました。
吉田キャスター
17日まで審理は12回を重ねました。公判ではいろいろと証拠や証言が出ましたが。
加賀其記者
公判では、車のトランクから検出された血痕や屋内にあった血の付いた靴下の跡、靴跡などの鑑定や分析の結果が示されました。それらに対し、弁護側は疑問を呈したり反論をしたりしてきました。
吉田キャスター
被告はこれまで「マスク姿の男に車を貸した」としていましたが、公判の中で新しい供述をしました。
加賀其記者
被告は「事件当日マスクの男を現場近くまで車に乗せた」と新たな供述をしました。その理由として、被告は「これまで男の報復を恐れていた」「関与を疑われると思っていた」などとしています。
吉田キャスター
17日の論告求刑公判で、検察側は死刑を求刑しました。
加賀其記者
被害者参加人として出廷した遺族側も死刑を求めました。一方、17日も佐藤被告本人は「僕は犯人ではありません」と述べ、弁護側は無罪を主張しました。
判決は7月2日に言い渡されます。
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