元競走馬は「ダメな姿」を見せるのか?そしてさらなる奇跡が!
引退した競走馬の牧場。日高町の「ヴェルサイユリゾートファーム」です。
今、「ソファに横たわってダメになる」元競走馬の動画がSNSで人気を集めています。 主役は無敗の三冠馬=ディープインパクトのライバルとして活躍したアドマイヤジャパンです。カメラの前でも寝てくれるでしょうか?

(岩﨑崇文社長)
「眠そうな顔をしているのでどこかで寝ると思います、こんなに近くで初めて撮った…」
午前11時。馬には最も眠い時間帯のはずですが…寝てくれません。ついにここで…乗馬の開始時間になり、ここで時間切れ。

かわりに、岩﨑社長から映像が届きました。この映像をきっかけに、アドマイヤジャパンは、ヨギボーとCM契約。今週、放送が始まり、出演料は1000万円。牧場の安定経営に一役買った形です。
(岩﨑崇文社長)
「馬が主体なのでのびのびと馬が快適に過ごせるような環境を広げていきたい」
「アドマイヤジャパン」の出演料は、大好物の人参に換算すると、なんと12年分だということです。速く走るために生まれた競走馬は、4~5歳で引退を迎えスポーツ選手と同じように、長い余生を「引退馬」として過ごすことになります。そこで、岩﨑さんが目指す、引退馬と競馬ファンを結ぶ観光牧場の役割があるわけです。
始まったCMの効果もあって、牧場は今週、競馬ファンで賑わっているそうです。岩﨑さんは、この引退馬の観光牧場をもっと大きくして、日高の観光スポットに育てたいと夢を膨らませています。
