北アルプス剱岳で山口県から来た54歳の男性の行方がわからなくなっています。

11日から行方がわからなくなっているのは、 山口県岩国市の公務員、讃井 徹(さぬい とおる)さん(54)です。

警察によりますと11日午後5時40分ごろ、山小屋関係者から富山県警の剱沢警備派出所に「宿泊予定の男性が到着しない」と電話連絡がありました。

警察は、讃井さんが剱岳周辺で行方不明になった可能性があるとして、地上からは山岳警備隊員、上空からは県警ヘリ「つるぎ」を出して捜索しています。

警察によりますと、讃井さんは今月5日に黒部市の欅平から入山、剱岳周辺の岩場を周遊したあと、11日には山小屋に宿泊する予定だったということです。

一方で12日午後3時40分ごろ、県警ヘリが剱岳の標高2500メートル付近の三ノ窓雪渓で男性の遺体を発見しました。讃井さんかどうかはわかっておらず、警察が身元の確認を進めています。