今年4月、鹿屋市でバイパスの車道を歩いていた80代の女性を保護した大学生に、警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、鹿屋体育大学ボート部で4年の若狭亜月さん(22)です。
鹿屋警察署によりますと4月25日午後7時ごろ、ボート部の練習を終えた若狭さんは車で寮に帰る途中、国道220号鹿屋バイパスの対向車線の車道を歩いている高齢の女性に気付きました。

(鹿屋体大 若狭亜月さん)「車を運転していて、対向車線を見たら、おばあちゃんが歩いていたので、危ないなと思って、声をかけました」

そのままだと事故につながると思った若狭さんは、すぐに引き返して、高齢女性に声をかけて保護しました。
(鹿屋体大 若狭亜月さん)「おばあちゃんに声をかけて家まで送りますかと聞いた。住所が分からないところだったので、大学近くの交番に」
その後、高齢女性は、無事に家族の元に帰ったということです。

(鹿屋警察署 茗ケ迫典昭・刑事官)「体育大学生なので、スポーツマンシップにのっとって、正義感、とてもいい行動だったと思う」
(鹿屋体大 若狭亜月さん)「無事に帰ったというのを聞いて、よかったなと思っている」
鹿屋警察署では若狭さんの迅速な行動に感謝しているということです。