若き芸術家に注目します。
小林市出身で、現代アーティストとして活動している「やまなかともろう」さん。
東京や大阪などで個展を開催し、海外からも人気だという「やまなかさん」に作品に込める思いを聞きました。

今月7日、小林市役所を訪れたのは、小林市須木の出身で、現代アーティストとして活動している「やまなかともろう」さんです。

去年から福岡を拠点に活動している「やまなか」さんは、東京や大阪などの大都市でも個展を開催。

作品には、漆塗りや津軽塗などの日本の伝統的な工法が用いられていて、海外からも人気を集めています。

(やまなかともろうさん)
「(マスキングと)大きなはけを自作して、それで一筆書きして作っている」

また、「やまなか」さんは、イラストレーターとしても活動。

直木賞作家の今村翔吾さんが執筆した歴史小説『じんかん』の表紙には、「やまなか」さんのイラストが採用されています。

たびたび、地元、小林に帰省しているという「やまなか」さん。
市内にある「やまなか」さんの祖母の自宅には、これまで手がけた作品の数々が飾られていました。

(やまなかともろうさん)
「『うるかみ』というシリーズで、麗しい髪で『うるかみ』だが、人の曲線美とか、優しさとか、表情によって、悲哀とか悲しさとかを髪の毛の流れと表情で表現しようと思った作品」

伝統的な技巧を駆使し、人に宿る流動的な美を追求した作品シリーズ「うるかみ」。
髪の毛の艶や質感をマスキングや自作のはけで、リアルに表現しています。

(やまなかともろうさん)
「自分の考えていることをまとめるために絵を描いている部分はあって、『美しいて何なんだろう?』とか『人の優しさて何なんだろう?』とか描きながら考える」

幼少期から絵を描くことが好きだった「やまなか」さん。
高校を卒業後は大分県の「芸術文化短期大学」に進学し、本格的に創作活動を始めました。

祖母の家のふすまには、「やまなか」さんの今の作風を彷彿とさせる学生時代の絵も。

(やまなかともろうさん)
「ばあちゃん家の守り神みたいな感じで(描いた絵で)、まだスタイルとかが決まってないときにノートの落書きの延長で描いた作品」

現代アーティストとイラストレーターの2刀流で今後、ますます活躍が期待される「やまなかともろう」さん。

将来的には、自身の作品を通して地元を盛り上げたいと意気込みます。

(やまなかともろうさん)
「今後は地元の小林市とか宮崎県内とかで自分のギャラリーとか絵を見てもらえるスペースを作って、そこに、ほかの県とかから作家さんを呼んで現地で公開制作してもらって、それを子供とかに見てもらえたら、絵に興味をもってもらえるのではないか」