鳥取市の摩尼寺は、昔から信仰を集める天台宗の寺院。
秀吉の鳥取攻めで焼き討ちに合いましたが、本堂は江戸時代に再建された由緒ある建造物で、国の登録有形文化財となっています。

先月31日、作業をしていた住職が落書きがあるのを見つけました。

摩尼寺 居川敬信 住職
「怒りと悲しみですね、お寺を守れなかった自分に対する怒りでもありますけど」

本堂の拝観時間は朝9時半から夕方4時半。落書きがあった柱の近くには護摩木に願いを書くための油性ペンが備えられていて、この油性ペンが落書きに使われたのではないかとみられます。