陸上の布勢スプリントが2日に鳥取のヤマタスポーツパークで行われる。国内有数の高速トラックとして知られ、これまで数々の好記録を生んできた。
さらに今年から大会カテゴリーがDに格付けされたことで、パリ五輪出場権獲得に大きく関わるワールドランキングを見据えても重要な大会に。予選を勝ち上がりA決勝に残れば、記録によるポイントに加え順位ポイントも加算される。
今大会も多くの国内トップ選手がエントリーし、今月末に控える日本選手権の前哨戦と言っていいメンバーが揃った。
パリ五輪参加標準記録10秒00の突破、そして日本新記録誕生なるか!?
注目の男子100mには、新旧エースが出揃った。2017年に日本人初の9秒台をマークした桐生祥秀(28、日本生命)と、昨年の日本選手権で初優勝を果たした坂井隆一郎(26、大阪ガス)が出場。桐生は2019年にこの舞台で予選10秒04、決勝10秒05と0台を二本揃えて優勝。坂井は2022年の予選で10秒02の自己新を出し、両者にとって非常に相性の良い大会と言える。
今シーズン、桐生は室内60mで日本新記録となる6秒53(当時)を打ち立て、ワールドランクでは42位(56位までがパリ五輪出場権を有する)と圏内に位置する。先月、東日本実業団陸上に出場した際には「ワールドランキングはこれからもっと変動すると思うので、布勢で参加標準を突破して日本選手権に臨みたい」と記録を狙うことを公言している。
この日行われた前日練習では、スパイクを履いてスタートから60mまでの走りを確認。「今シーズンの中では良い走りなんじゃないですか」とコーチ陣と走りの感触を確かめた。帰り際、子どもたちが大勢駆け寄りサインを求めると快く応じている姿もあった。
一方、坂井は今季のピーキングを日本選手権、パリ五輪に見据え、例年より始動を遅らせているためワールドランキングでは圏外にいるものの、先月のゴールデングランプリ陸上で10秒10を記録し好調を伺わせた。両者とも勢いに乗る中、参加標準記録を突破し9秒台、さらにその先の日本記録更新が期待される。

















