きのう(5月31日)那覇空港に向かっていた旅客機3機が、先に到着した機体の部品紛失や天候不良などの影響で着陸できず米軍嘉手納基地に着陸したトラブルで、嘉手納基地での給油に長時間を要した末、夜8時ごろまでに3機が那覇空港に到着しました。乗客は最大で出発から11時間半、機内に缶詰めになりました。
乗客が機内で撮影した動画では、燃料の補給に時間がかかることや、食料・飲料の搬入も検討しているが、「米軍基地内は「国外」のためその手続きも難航している」と乗務員がアナウンスしているのが分かります。
▽那覇空港で神里晏朱記者報告
「滑走路の閉鎖のため嘉手納基地で待機していた機体が、定刻を9時間過ぎ、ようやく那覇空港に到着しました」
▽乗客
「びっくりしました」
「最初はすぐ降ろしてもらえると思っていたんですけど、トラブルがあったりとかで」
滑走路の閉鎖と天候不良を理由に上空で待機していた3機は東京と福岡を出発した便で、乗客は最大11時間半も機体から降りられませんでした。
那覇空港事務所によりますと、日本の民間機が嘉手納基地に着陸した場合、燃料補給や米軍との手続きが遅滞なく進んだとしても、およそ4時間は足止めになるということですが、今回の3機は午前11時半から正午に嘉手納に到着していて、6時間から7時間かかったことになります。
国内の他の空港であればラウンジなどに案内し待機してもらうこともできるのに対し、米軍基地の場合は原則機内待機になるということです。
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