進化を続ける、羽生結弦
2022年7月、“競技引退、プロ転向”を表明したフィギュアスケーター・羽生結弦さん。
その理由について、会見で「次のステージに向かいたい。より上手くなりたい、より強くなりたいと思って決断しました」とポジティブに話しています。
これまで数々の偉業を成し遂げてきた羽生さんですが、その能力の高さはジュニア時代から注目されており、将来を有望視されていました。
12歳の時のインタビューでは「(以前までは)遊びたいとずっと思っていた」と言いつつ、「難しい事にどんどん挑戦できるし、スケートが楽しいです」と笑顔を見せています。
ちなみに13歳の頃には既に、高難度のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の練習を行っていました。
17歳になると羽生さんは、練習拠点をカナダ・トロントへ移し、世界的な指導者ブライアン・オーサー氏に師事。
オーサー氏は基礎技術の徹底を課し、一から滑りを見直しました。
その結果、“スケートの刃で確実に氷をとらえる技術”を磨いた羽生さんは、滑りを進化させ、大技4回転ジャンプを次々と成功させるまでに成長します。
その後は、五輪連覇や前人未到の4回転半ジャンプ挑戦など、多くの功績を残してきました。
プロ転向を表明した際、羽生さんは「現状に満足したことは基本的にないですし、常に上手くなることが楽しみ。それがあったからずっとスケートをやっていられる」とも話し、変わらぬスケートへの思いを明かしています。
新たなステージに進む、羽生さんの今後が楽しみですね。
(「バース・デイ」7月23日放送分より)