北朝鮮の金正恩総書記が、おとといの「軍事衛星」の打ち上げ失敗について初めて言及し「宇宙偵察能力の保有は必要不可欠だ」として開発を続ける意向を示しました。
国営の朝鮮中央通信によりますと、金正恩総書記はきのう、創立60周年を迎えた国防科学院で演説し、27日に行われた「軍事衛星」の打ち上げについて1段目のエンジンに異常があり、自爆システムが作動したと明らかにしました。
その上で「国防科学者にとって失敗はあくまでも成功の前提であり、決して挫折や放棄の動機にはならない」とし、「宇宙偵察能力の保有は絶対に放棄することも、何かと代えることもできない国家主権と正当防衛のための必要不可欠の課題だ」と強調しました。
また、「軍事衛星」打ち上げに対して韓国軍が戦闘機を投入して行った訓練について「黙って見ていることはできない危険な挑発行為だ」と非難。「圧倒的な断固たる行動で自衛権を行使すべきだ」としています。
北朝鮮は、これまでも軍事衛星の打ち上げに失敗していましたが、今回は国内で読まれる「労働新聞」でも伝えられています。
韓国メディアは、北朝鮮が国民に向けて打ち上げ失敗を報じたのは初めてだとしています。
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