住宅ローンの固定金利などに影響する長期金利が1.025%まで上昇しました。日本銀行の金融政策の正常化が早まるのではとの観測が根強く、12年ぶりの高い水準が続いています。
きょう午後の債券市場では、長期金利の代表的な指標である10年物国債の利回りが1.025%をつけ、12年ぶりの高い水準となりました。歴史的な円安が続く中、日銀が「金融政策の正常化を早めるのではないか」との見方が広がっているためです。
日銀の植田総裁は、きょう開かれた国際会議で…
日本銀行 植田総裁
「私たちの主要な目的は、持続可能な方法で2%の物価安定目標を達成することだ。その実現に向けて注意深く進んでいく」
植田総裁は2%の物価上昇率を持続的、安定的に実現するため、注意深く政策を進めていく考えを示しました。
市場では、植田総裁が金融政策への踏み込んだ発言は避けたとの受け止めもありましたが、日銀が来月に行う会合で円安に対応するため、「追加の利上げや国債の買い入れ減額などに踏み切るのではないか」との観測が根強く、国債を売る動きが強まりました。
市場関係者は「長期金利は当面高止まりするだろう」という見方を示しています。
長期金利の上昇は住宅ローンの固定金利などに連動して家計に影響するほか、企業が資金を借り入れる際の負担にもつながります。
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