富山県の新田知事は9日の記者会見で、おととしの知事選の前に旧統一教会、世界平和統一家庭連合の当時の会長と富山市の後援会事務所で面談したことを明らかにしました。

新田知事は2020年8月1日に世界平和統一家庭連合の当時の会長である徳野英治氏と富山市内の後援会事務所で面談し、新田知事からは立候補の決意の表明、政策について話したということです。

具体的な選挙支援については、後援会入会申し込み者の紹介、選挙期間中に選挙事務所の電話から後援会入会者に対しての電話作戦のほか、滑川市や富山市など合わせて3か所で演説する機会を設けてもらったとしています。

徳野英治氏は富山大学出身で、2009年に統一教会が警視庁に霊感商法で摘発されたときの会長で引責辞任していました。その後、統一教会が世界平和統一家庭連合に名称変更される前にも会長となり、おととし10月に交代していました。