58年前、静岡県で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」の再審=やり直しの裁判はきょう、検察側の求刑を迎えます。再び死刑を求刑するのかが注目されます。
午前中の審理では、書面による被害者遺族の意見陳述が行われました。検察が代読をしましたが、4人の尊い命を奪われた被害者がいることを忘れないでほしいという切実な言葉がありました。
15回目をむかえた再審公判は、きょうで結審する見通しです。
袴田さんの姉 ひで子さん(91)
「巖の気持ちとしてね、私の裁判ではないものですから、巖の裁判ですので、巖はいまは話はできないから、巖に代わって巖の言いたいことを申し上げるつもり」
1966年、静岡県の旧清水市で一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巖さん。判決確定後も無実を訴え続け、去年、東京高裁が再審開始を認めたことで、静岡地裁で裁判のやり直しが行われています。
再審公判はきょうで結審し、午後には袴田さんの代わりに出廷する姉のひで子さんも、意見陳述をする予定です。
裁判も最終盤、このあと検察側が再び死刑を求刑するのかが注目されます。
注目の記事
気象庁「冬らしい冬」発言には“油断禁物”のメッセージ? 年末年始の天気どうなる【Nスタ解説】

「それならお前を殺す」中3の息子(15)は少年4人から暴行を受け命を奪われた 角材で殴られ、コンクリートの塊を投げつけられ「頭がでこぼこにへこんでた」【少年集団暴行事件・第1話/全4回】

全国初「学長のおごり自販機」高知大学に設置 費用は学長の“自腹”で「あること」をすれば飲み物が無料に

残る唯一の系統《北海道犬》5匹の子犬誕生 年間繁殖数は約7000匹⇒100匹 飼育を続けて半世紀…血統を守ろうと奮闘する80歳男性

「手相が変わる」ってホント? 運勢をみるだけじゃない!手相が示す健康状態と生活のクセ「医学」と「占い」それぞれの解釈

【旧網走監獄】雑居房の床下から謎の文章13枚が見つかる 服役囚が隠した理由と文章の中身…半世紀以上の時を経て明らかに、記述から探るリアルミステリー









