福島県富岡町で19日、原発事故で避難を強いられた町の人たちの思いを伝える朗読劇が上演されました。
「東京電力福島第一原発と言ってもよ、東京電力の部分は言われなくて、福島第一原発ばかり言われっからよ、東京の人は知らなかったんでねえの?」

富岡町で上演された朗読劇。町の語り部などでつくるNPO法人が企画したもので、これまで5回上演されてきましたが、町内での上演はこれが初めてです。
朗読劇では、原発事故直後、郡山市のビッグパレットふくしまで避難生活を送った町民らの不安や葛藤などが描かれました。会場には町の内外から多くの人が訪れ、震災当時の記憶を思い出すように舞台を見つめていました。

町民「私たちだって十何年も過ぎているので記憶が薄らいできている。劇を観て改めて思い返してきた」
いわき市民「私たちは集団で避難するという経験がないので、貴重な経験を聞かせていただいた」














