ロシアの隣国ジョージアの議会で可決された、いわゆる“スパイ法案”に大統領が拒否権を行使しました。

記者
「いま、大統領が大統領府を出ました。さきほど、今回の法案に拒否権を発動することを表明しました」

ジョージア ズラビシビリ大統領
「これはロシアの法律であり、我々の憲法に反する」

ジョージアのズラビシビリ大統領は18日、外国から資金提供を受ける団体を事実上のスパイとみなす法案に拒否権を行使しました。

法案は14日、議会で与党の賛成多数で可決。野党などはロシアのプーチン政権が同様の法律で批判を抑え込んできたと反発し、抗議デモが続いています。

デモ参加者
「みんなが意見を表明し集まれば、その団結力で何でもできます」

与党側は議会で再び採決し、拒否権を覆す構えです。