徴兵制がある韓国で、若者が家族などに見送られながら陸軍に入隊する様子がメディアに公開されました。
記者
「入隊する人たちを先輩たちがプラカードを準備して歓迎しています」
ソウル郊外・龍仁で14日、陸軍第55歩兵師団に入隊する新兵や家族などおよそ700人を歓迎するイベントが行われました。会場には家族や友人と記念写真を撮るコーナーや、親を背負って走る企画なども用意されました。
北朝鮮との休戦状態が続く韓国では、今も徴兵制が敷かれていて、兵務庁によりますと毎年およそ20万人が軍に入隊。陸軍の場合は1年半の間、兵役に就くことになります。
入隊する若者
「立派な息子として両親の前に再び立って。男になって帰ってきます」
入隊する若者の父親
「昔入隊した時は死地に行くんだという感じだったが、今は先輩たちが祝ってくれる雰囲気で、親としては安心できてとても良い」
イベントの最後には家族らに別れを告げる時間も設けられ、涙を流す人もいました。
兵務庁は、「若者たちの漠然とした恐怖や、学業や職歴が中断する不安を解消するためにも、こうしたイベントが必要だ」と説明しています。
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