空港の地上業務、グランドハンドリングを担う人材の確保にもつながると期待されています。全日空と日本航空は資格取得の効率化のため、グランドハンドリングに必要な資格を今年度から実質的に共通化させ14日、仙台空港で作業の様子を公開しました。

後藤舜キャスター:
「仙台空港に今、機体が到着しました。航空機を誘導するマーシャリング業務にあたるのは、きのう日本航空の資格を取得したばかりの作業員です」

着陸した航空機を誘導するマーシャリング業務。業務にあたっていたのは、仙台空港では初めてとなる共通化された資格の取得者です。

全日空と日本航空は4月1日から、航空機の誘導や荷物の積み下ろしなどの地上業務、グランドハンドリングについて、必要な資格を相互に承認する運用を始め、実質的に共通化しました。

これまで、グランドハンドリングを担う委託業者の作業員は、同じ作業であっても航空会社ごとに個別の資格を取る必要がありましたが、今年度からは一方の会社の資格があればもう一方の会社の資格をいちから取り直す必要はなくなりました。

資格取得者 千葉晃史さん:
「効率的に資格を取ることができたので、今の若手の人たちも資格を取って仕事の幅が広がると思うので、とても良い取り組みだと思う」

資格取得者 千葉晃史さん

仙台空港でグランドハンドリング業務を請け負う日本通運では、コロナ禍による航空需要の低迷で10人ほどの退職者が出ましたが、今は逆に、需要の急な回復により人手不足が課題となっています。

日本通運仙台空港総代理事業所 鈴木浩司課長:
「資格者を育成していくなかで時間の短縮が1番のメリット。ライン投入も早期に実現できると思っている。若い人の教育時間の短縮はモチベーションに繋がっていくと思う」

日本通運仙台空港総代理事業所 鈴木浩司課長

現在、実質的に共通化されているのは、積み荷を降ろす「ベルトローダー」や航空機を誘導する「マーシャリング」など7つの資格で、全日空と日本航空は今後、対象資格の拡充も検討しているということです。