「ソウジシテクダサイ」受付になかなか意図が伝わらず…
(侑希くん)
「ソウジシテクダサイ。シュー。掃除して下さい」


受付に思っていることをなかなか伝えられず、引率のゴメスコーチの手助けで…ようやく意図が伝わったようです。
清掃札をもらうだけでも一苦労。
(侑希くん)
「もう諦めようとしたけど、待って待ってみたいな感じで。結構喋ったよね」
(チームメイト)
「30分くらい喋った」
そして、今回の留学で侑希くんが待ち望んでいたこと。
それは、ドルトムントアカデミー生との練習です。

前回はドイツのトップレベルを肌で感じ、その後の成長を後押していました。
(侑希くん)
「またドイツの子とサッカーやりたい。上手くなったぞって言いたいですね」
しかし…
(マーカス)
「去年ドルトムントのアカデミー生と練習した選手が何人かいました。しかしながらFIFAの新しい規定で、未成年の外国人は残念だけどアカデミー生と練習させられない」

念願のアカデミー生との再会は叶いませんでした。
また侑希くんの父・友之さんがドイツに来た目的も、アカデミー生の練習を視察することでした。
(父・友之さん)
「本当に(アカデミー生と練習できないと)聞いたときはショックでしたね。参加できないっていうのは親より子どもの方が絶対ダメージあるはずなんですよね。やっぱり何でもかんでも上手にものっていうのは運べないじゃないですか。あまりネガティブに感じずに、いい方へいい方へいってほしいですね」

すると翌日、侑希くんに別のチャンスが訪れました。
(侑希くん)
「試合です(ドイツ人の)中学生と。楽しみです超」
なんと、プロを目指すドイツ人の中学生と試合ができることに!
侑希くんも気合十分。限られたチャンスを大切にする理由は、日本からエールを送る祖母・初子さんとの約束でした。