青森県は10日、弘前保健所管内にて居住する60代男性が、管内の医療機関で「つつが虫病」と診断されたことを発表。予防対策や医療機関の早期受信を心掛けるように注意を呼び掛けています。
県の発表によりますと、つつが虫病と診断されたのは、弘前保健所管内に住む60代の男性で、5月上旬に発症。発熱や発疹などの症状が確認されたということです。
ツツガムシは、ダニの一種で、山林、河川敷などの草地、耕作地などの地中に広く分布しており、患者は、草むらなどで、有毒ダニの幼虫に吸着されることで感染します。
県内では、これから時期が「つつが虫病」が発生しやすい時期となってきているため、県が予防対策や医療機関の早期受信を心掛けるように注意を呼び掛けています。
以下、県発表の資料より「つつが虫病の症状」「主な予防対策」などの全文です。
【症状】
潜伏期は5~14日で、典型的な症例では39℃以上の高熱を伴って発症し、皮膚には特徴的なダニの刺し口がみられ、その後数日で体幹部を中心に発疹がみられるようになります。
また、患者の多くは倦怠感、頭痛を訴え、患者の半数には刺し口近傍の所属リンパ節、あるいは全身のリンパ節の腫脹がみられます。
抗菌薬による確実な治療法がありますが、治療が遅れて重症になると、肺炎や脳炎症状を呈したり、播種性血管内凝固症候群(DIC)をおこすことがあり、致死率が高くなります。
【本県における近年のつうが虫病の発生状況】
本県では年間に春~初夏、秋~初冬の2つの発生のピークがみられており、今後、患者数の増加が予想されます。
また、2023年は70歳以上の患者が7割を占めているように、患者は高齢者に多くみられ、症状の重篤化が懸念されます。
【主な予防対策】
感染予防は、有毒のツツガムシに刺されないことです。
山林、河川敷などの草地、耕地などに立ち入る際や立ち入った後に、次の事項を守ることが重要です。
◎素肌の露出を避けるため、長袖、長ズボン、長靴、手袋などを着用する。
◎山林に立ち入った後は入浴し、体に付着しているおそれのあるツツガムシ幼虫を洗い落す。
◎着ていた服はすぐに洗濯する。














