食品大手の味の素の藤江社長は、歴史的な円安が続いていることについて「円安はあまり厳しいとは思わない」と述べたうえで、輸出拡大などにより為替変動に左右されない事業構造を目指す考えを示しました。
味の素 藤江太郎社長
「私は円安はあまり厳しいとは思わない。それ(円安)に対してどういうことをやり続けるのかということ。円安になる、原材料が上がる、値上げもできない、企業業績が悪くなる。こういう考え方だと何も発展しない」
味の素の藤江社長は決算会見で、歴史的な円安水準が続いていることについてこのように述べたうえで、「グロースマインドセットに変えていくことではないか。今、日本が変わり目にあると思う」と指摘。「今後、為替に左右されない事業構造を作ることが大事」と話したうえで、円安のもと、輸出拡大などを目指す考えを示しました。
この日、味の素が発表した今年3月までの1年間のグループ全体の決算によりますと、売上高にあたる売上収益が前の年に比べて5.9%増えて、1兆4392億円となりました。円安を追い風に、海外において調味料や食品、冷凍食品の販売が好調だったことが要因です。
一方、最終利益は前の年の土地の売却益の反動などにより7.4%減って、871億円となっています。
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