那覇空港で、電動車いすの利用者がバッテリーを目視で確認できないことを理由に搭乗を拒否された問題で、ピーチ・アビエーションが資料の確認など代わりの措置で搭乗できるよう社内規定を改めたことが分かりました。


先月5日、那覇空港でピーチの台湾行きの便に搭乗しようとした電動車いす利用者の女性が、バッテリーを目視で確認できないことを理由に搭乗を拒否されました。


女性はバッテリー内蔵タイプの車いすを利用していたため、ピーチのホームページを確認し必要な書類を事前に提出していました。


これを受け、国土交通省は「バッテリーの安全確認は目視確認でなく証明書でも可能」との見解を示していました。


このためピーチは、今後は目視確認を原則としつつ、資料の提示のみでも搭乗を可能とするよう社内規定を変更したということです。


障がい者を支援する団体は、「障がい者の負担軽減につながる対応で、ピーチの決定に感謝したい」とコメントしています。