憲法には「基本的人権の尊重」が明記されていますが、“性的マイノリティ”の人にとって、これは「当たり前の権利」になっているでしょうか。当事者たちの活動を取材しました。
先週、東大阪市で開かれた憲法に関するイベント。題材として、ある映画が上映されました。
映画「カランコエの花」。ある日、高校のクラスで突然行われたLGBTQの授業をきっかけに「自分の周りにもいるのではないか」と葛藤する生徒の心の動きが描かれています。
なぜ今回、上映を決めたのでしょうか。
東大阪市人権文化部 人権室人権啓発課 菜嶋多恵子さん
「昨年、LGBT理解増進法が成立したということがとても大きいなと考えました。当事者ではなくて、周りの人々がどう行動するかによって、当事者の人の生きやすさ、生きづらさというのが変わってくる」
上映後には当事者による講演が行われました。
LGBTQ講演家 藤原直さん
「今は男性に見えますが、生まれたときは女性として生まれて」
藤原直さん。幼い頃から女性の身体に違和感を覚え、小学校の頃にはいじめも受けました。
30代で性同一性障害と診断され、性別適合手術を受けた後、戸籍を男性に変更しました。
LGBTQ講演家 藤原直さん
「今はこうして、私の悲しかった、辛かった、しんどかった経験を話すことで『あっ、いろんな人がいるんだな』とか、そして性の多様性を知ってもらうきっかけになってるので、とても嬉しいなと思っています」
憲法に規定されている「基本的人権の尊重」。
「同性婚」など性的マイノリティーの人たちが求める権利は、憲法が国民に保障する「人権」にあてはまるのか。
藤原さんが訴えたいこととは。
LGBTQ講演家 藤原直さん
「『LGBT助けて』ではないんです。当たり前の権利として知って欲しい。いろんな性の人が当たり前になるっていうことは、本当は自分はこんな人間なんだよっていうのをオープンにできて、オープンにすることで本当にその人がやりたい可能性にチャレンジしていける社会になると思う」
イベントの参加者は藤原さんの話を聞いて何を感じたのでしょうか。
イベントの参加者
「どんな問題、どんな課題もいろいろあると思うんですけど、人権課題が一番、根源というか、そこがクリアできたらもっと住みやすい、生きやすい世の中になるのかな」
「LGBTの方がいたら優しく対応したいです」
誰もが平等で幸福を追求できる社会の実現が求められています。
注目の記事
「ギャアぁ―――」熊本市の新1年生が直面した食育の衝撃、そして絶望 "僕、一生ダメかも知れない…" いったい何があった?

“ごみ”から大量の金が!? パソコン基板1トンから天然金鉱山の数十倍の金 “都市鉱山”が資源不足の日本を救う?

【世界初の電撃!】サバやサンマなどに潜む"アニサキス"食中毒 魚は焼かずに「寄生虫だけ」不活化する3万ボルトのパルスパワー装置を開発 熊本大学

「必ず逆転します」 りくりゅう・木原選手が恩師に返したメッセージ スケートリンクでアルバイトしながら練習していた時代も…愛知

厚生年金の「強引徴収」で倒産危機に…法で定められた“猶予制度”あるのになぜ?「こんな人たちに預けてていいのか。怒りよりも恐怖」 窮地の運送会社が全国の年金事務所を独自調査すると…驚きの結果が

高速道路を運転中「ガス欠」になってしまったら交通違反? 実際にガソリンがなくなってしまったらどうしたらいい? 警察に聞いてみると…









