「女性だから男性だからではなく…」
周りのサポートに感謝しながら、西東さんはコーチとして新たな働き方を模索しています。

西東友里さん(34)
「子どもたちにも『夢を持って生きなさい』と話すこともあります。なので、やるべきことがあるから自分の夢をあきらめるのではなく、自分の夢と向き合って、どうやってその夢を実現できるかっていうことがすごく大事だと思います。なので、女性だから男性だからではなくて、女性でもやっていいんだよということを伝えていきたい」
そんな西東さんの思いに、アメリカでのプレー経験がある同い年の川村優理選手は「海外だと子育てをしながら指導者をする人も結構いると思います。日本でもそういうことができたら、どんどん広がっていくと思うので、友里には“頂点”を目指してほしいなと思います」とエールを送ります。
子育てをしながらWEリーグのコーチを務める―
西東さんの歩みは、女子サッカー選手やスタッフにとって新たな道となりそうです。そんな西東さんの夢はもちろん…
「WEリーグの監督になりたいです。『自分だったら、こういうふうにしていきたい」みたいなこともたくさんあります。まだまだ経験不足なので、そういうところをまとめるというか、大きいものを形にできたらと思います」