大型連休前半の3日目。青森県の弘前さくらまつりの会場で、岩木山の秋祭り「お山参詣」で演奏される登山囃子のパレードが30年ぶりに行われました。
会場の弘前公園には、津軽地方の各地域から囃子方約100人が集まり、北門から演舞場までを練り歩きながら、登山囃子を披露しました。
パレードは、29日に行われた登山囃子の大会が60年を迎えたことと、弘前さくらまつりが5年ぶりに制限なしで開催されたことを記念して、県登山囃子保存会が30年ぶりに復活させました。会場には、「サイギサイギ」のかけ声が響きわたります。
今回は初めてルートが本丸まで延長され、天守のすぐそばまで登山囃子が響き渡りました。
参加した人は
「楽しかったです。(普段とは)違いますね。雰囲気が違うので」
「私たちの本山の岩木山を眺めながら演奏させていただいて、完走できたことは本当に良かったなと思っていました」
保存会では、さくらまつりでのパレードを通して、お山参詣を始めとした“津軽の秋”も知ってもらいたいとしています。