新型コロナウイルスについて山梨県の長崎知事は8月3日の会見で感染拡大防止には「エアロゾル感染」への対策が重要とし換気の徹底を求めました。
知事会見に先立ち行われた対策本部会議。
8月2日までの1週間感染者の7割余りが感染経路不明であることが報告されました。
県感染症対策センター 藤井充総長:
県内のどこで感染してもおかしくない状況。いわゆるエアロゾルによる感染が影響しているのではないか。

エアロゾル感染とは空気中を漂う微粒子に含まれるウイルスを吸い込んで感染することです。

重要な対策は「換気」です。
そこで長崎知事は会見で換気の徹底を呼びかけました。
長崎知事:
感染拡大防止のためにはエアロゾル感染対策が重要であることから、30分に1度程度の換気の徹底に十分ご留意をお願いします。

そしてクラスターが相次ぐ高齢者施設や保育所などに対し、空気清浄機などの購入費を助成することにしました。
この他ホームケアに携わる薬局への支援も始めます。
医師がホームケアの療養者に薬を処方した際、休日や夜間に対応したり、患者の家まで配達したりする薬局が少ないことが課題だったため、円滑に療養者に薬が届く仕組みを整えました。

また5日から18日までのお盆期間中、JR甲府駅に臨時の無料検査所を設置することを明らかにしました。
